フィーユ・ブルー「ロイヤルブレンド」

イギリスでロイヤルブレンドといえば、アフタヌーンティーのフードメニューに多い、小麦粉、バターなどを使用した焼き菓子などとの相性が非常に良い紅茶として、ポピュラーなクラシックブレンドです。フィーユ・ブルー「ロイヤルブレンド」は、イギリスで紅茶を体験した方の記憶に残る味わいを追体験できる味わいを持ちます。それは蜜のようなしっかりしたコクと香りを持ち、渋みが少なく口当たり良い、深みのあるゴールドの水色にゴールデンリングが特徴の紅茶。ミルクを加えるとより一層おいしさが深まります。そうした味わいを日本の水で楽しんでいただけるよう再現したブレンドです。

イギリスの紅茶文化と水

イギリス旅行で買ったおみやげの紅茶を日本で入れてみたら、渋くておいしくなかった」という話しをよく耳にします。最近、一般的によく知られるようになってきましたが、大きな原因は水の硬度の違いにあります。イギリス、とくにロンドンの水はカルシウム量などのミネラル分が多い硬水(※)であり、日本の軟水とは性質が異なります。硬水で紅茶をいれると、このミネラル分のせいで、茶葉からタンニンが溶け出しにくくなります。そのため、旨味や香りを引き出すために長時間蒸らす必要があり、水色も黒っぽくなってしまうのです。英語で「Black Tea」といわれるのはそのためとも言われています(※※)。イギリスの紅茶文化はこの水に合わせたティースタイルとそれに合った茶葉があるからこそ培われてきたのです。 (※)60mg/l未満を軟水、120mg/l未満を中軟水120mg/lを硬水としています。(WHO:世界保健機構の基準)
(※※)ブラックとは発酵、乾燥して黒くなった茶葉の色に由来しているという説もあります。

イギリスの紅茶は近年ではほとんどがティーバッグとなり大きなポットにいれて、じっくりいれた紅茶を、たっぷりのミルクで楽しむのが最もポピュラーなスタイル。 イギリスの人たちに紅茶のおいしいいれ方を聞いたとしても、「誰とどんな話しをしながら、どう飲むのか、どんな時間を過ごすかの方が重要だ」と言うでしょう。彼らにとって、紅茶を飲むことは大切な人との時間を楽しむということだからです。硬水であるが故に大らかなティーメイクも可能であり、イギリスの紅茶文化はその上に成り立っています。 イギリスといえば洗練されたアフタヌーンティーがありますが、このスタイルも招いた側がいかに席を立たずにもてなし、ともに楽しく過ごせるかを軸に考えられています。たくさんの紅茶と、会話を邪魔しない、つまめるようなサンドウィッチやお菓子。あくまでも主役はテーブルを囲んだ人との会話です。

すべてを引き出す日本の水

一方、日本の平均的な水道水はミネラル分の少ない軟水です。硬水のように独特の風味がないため日本人にとって飲みやすく、また成分が出やすいため、茶葉の個性や味わいをしっかり引き出します。イギリスの水と違い短時間で成分を引き出すので、バランスよく出すのが難しく、例えば、ダージリンでは、水色が出ないからと蒸らしすぎて、渋くなりすぎてしまう…といったことも起こりがちです。旨味だけでなく渋味や苦みなどの成分も出やすく、ごまかしのきかない水でもあります。海外で買ってきた茶葉が現地で飲んだときと別の味になってしまうのはこのためです。
イギリスで体験できるような、渋みのない、コクがある深い味わいの紅茶を日本の水で実現するのは実は簡単なことではありません。 カルシウムや各種のミネラルで“その土地の水”はできています。イギリスの紅茶を硬度だけを調整した水でいれても同じ味わいにするのは難しいのです。

日本だからこその味わいを楽しむブレンドに

日本の水はそのものがおいしく、まろやかで、そのものの甘みがあります。日本の水の性質を理解し、バランスのとれたブレンドにすれば、澄んだ旨味と甘さのある香り高い紅茶になります。フィーユ・ブルー「ロイヤルブレンド」には、イギリスのティータイムを連想させる深い味わいを備えつつ、イギリスの水では得られない、日本の水で引き出されるおいしさがあるのです。

「ロイヤルブレンド」は日本の水で渋味の少ない、しっかりしたコクのある紅茶にするために、特徴の違ういくつかの茶葉をブレンドしています。アッサムをベース茶として使用していますが「強めのボディ」、「熟成させた洋酒のような旨味」を持つ味わいをつくるために微妙にタイプの異なる複数のアッサム茶葉を重ねています。また、深く感じるコクのなかにほのかに甘さを加えるために、ボディに負けないよう「蜜のような甘いコク」のあるセイロンを加えています。茶葉を出したい風味に合わせ選び出し、重ねるようにブレンドしていくことで、味わいに立体感が出て、蒸らす時間によって、おいしさの表情が変わるブレンドに仕上がっているのです。
推奨の蒸らし時間では、熟成を感じさせるふくよかで豊かな香りと、甘さの奥にあるコクをストレートで。しっかり長めに蒸らすことであらわれるロースト香や強いボディ、イギリスの紅茶を思わせる深い味わいをミルクティーでもお楽しみください。  「ロイヤルブレンド」の水色は深みのあるゴールド。ストレートでもミルクティーでも美しい色味です。

スコーンや英国伝統の焼き菓子とともに

「ロイヤルブレンド」は英国スタイルのティータイムに供されるビスケットやショートブレッド、スコーンなどを合わせて楽しんでいただきたいブレンドです。紅茶と合わせておいしいお菓子として生まれ、完成している英国の焼き菓子は、総じて素朴で素材感のあるものですが、紅茶といただいてこそおいしさが引き立ちます。
ぜひ、大きめのポットでミルクもたっぷり用意して、飾らない素朴なお菓子と一緒に、英国流に大切な家族や友達との会話を主役に、すてきなティータイムをお過ごしください。

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